おはようございます、大森篤志です。
今回は「正しい挨拶」について一緒に学んでいきましょう。
現代は、省略された言葉(省略語)を無意識に使っている人が多いように思います。
目下の人にならまだしも、目上の人にも使ってる…そんな「失礼に気づいていない人」は意外と多いもの。
特に、会社での省略語には注意が必要です。
ここでは、間違いに気づきにくい省略語をご紹介しましょう。
間違いに気づきにくい省略語:
- 「お世話さまです」
- 「お先します」
危険①:「お世話さまです」
人にお世話になったときに使いがちなフレーズ。
それが、「お世話さまです」というフレーズです。
しかし、「お世話さまです」は省略された言葉。
本来は「お世話さまでございます」なのです。
社会の中では、
「省略語」を快く思わない人がたくさんいます。
言葉を省略して使うと「私を軽視しているのかね?」と受け取られることもあるのです。
毎日顔を合わせ、目下の人や気心の知れた間柄であれば通用するかもしれませんが、
目上の人に使うには少々危険な表現です。
目上の人は「目下の人の言葉に敏感」ですからね。
教養のある相手であればなおのことです。
目上の人にお世話になったことを正しく伝えるには、
- 「お世話さまでございます」
- 「大変お世話になりました」
などと言う方が賢明ですね。
危険②:「お先します」
先に退社するときなどに使いがちなフレーズ。
それが、「お先します」というフレーズです。
実は、これも使う相手をわきまえないと危険な表現になります。
同僚や後輩であれば問題ありませんが、目上の人にとっては不適切です。
目上の人には、
「お先に失礼します」
と省略しない表現を使いましょう。
「お先します」がクセになってしまうと、
目上の人に対しても「思わず使ってしまった…」なんてことにもなりかねません。
日頃から、相手に関係なく「お先に失礼します」と言いたいものです。
まとめ)間違いに気づきにくい省略語
省略語は、ときに「失礼な言葉」となることがあります。
日頃から、省略しない正しい言葉を使っていきましょう。
NG:「お世話さまです」
OK:「お世話さまでございます」「大変お世話になりました」
NG:「お先します」
OK:「お先に失礼します」
学びを深めてビジネスシーンを快適に過ごしていきましょう。