その話し方、アウトです!!【それは「あいづち」ではありません】

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こんにちは、BPLaboです。

今回は『NGな話し方』を5つご紹介します。

 

1. それは「あいづち」ではありません。

『あいづち』は、相手との会話をスムーズにする気軽なテクニック。

ただ、本人は「あいづち」だと思って使っていても、実際は「あいづちになっていない」場合がよくあります。

それを「あいづち」だと思って繰り返し使っていると、いつのまにか相手とギクシャクした関係になることもあるのです。

たとえば、

  • 「本当?」
  • 「まさか〜」
  • 「ウソ〜!?」

など、「疑いのニュアンス」が含まれるあいづち風の返答はNGになります。

  • 「本当?」→「それ、本当の話ではないですよね?」と伝わってしまう
  • 「まさか〜」→「またまたご冗談を…」「冗談はよして」と伝わってしまう
  • 「ウソ〜!?」→「それ、ウソですよね?嘘つきは泥棒の始まりですよ」と伝わってしまう

という可能性があるわけです。

「あいづち」というのは、相手との会話をスムーズにし、最終的には自分を好印象に見せる為のスキルのこと。

でも、NGな使い方をして誤ったニュアンスを相手に与えてしまえば、相手の気分を害してしまうことにもなりかねません。

  • 「なるほど」
  • 「たしかに」
  • 「おっしゃる通りですね」
  • 「目からウロコです」
  • 「いいこと言いますね」

など、相手に肯定的に伝わる「あいづちの言葉」を使うことが大事ですね。

 

2. そんな「例え話」なら必要ありません。

相手の興味を惹き付けたり、内容を分かりやすく伝える為に効果的な話し方のテクニック。

それが『例え話』ですね。でも、NGな話し方をしてしまうと、むしろ「全く伝わらない」ことにもなりかねません。

ずばり「NGな話し方」とは、『例え話が長いこと』です。

例え話は「ストーリー」が大事。そのストーリーが面白いほど聞き手を惹き付けることができます。

でも、なかなかオチが見えない長編ストーリーにしてしまうと、かえって「何が言いたいのかが分からなくなってしまう」のです。

例え話をするのなら『短編ストーリー』であることが前提。さらに、話の内容が「面白い」「感動的」であればよりベターですね。

例えば、「ソチオリンピックでの浅田真央の最終演技は、長嶋茂雄が引退試合で満塁ホームランを打つような感動の演技だった」など、長くてもコレくらいでしょうかね♪

 

3. その「接続詞」は何度も使えません

本来は「まとめ」の意味で使う接続詞を会話の中で何度も使う人は意外と多い。

たとえば、、、

  • 「結局」
  • 「要するに」
  • 「つまり」

などの言葉です。

これらは、会話の節々で頻繁に使ってしまうと「結局、何が言いたいの?」と思われてしまう言葉ですね。

「要するに○○なわけで…要するに△△ってことで…それって、要するに□□なんだよね」など、会話の中で「結局は」「要するに」「つまり」を何度も使われると、聞き手は最後に「で、結局は?」と聞き返さなければなりません。

これらの接続詞は『話をまとめて結論づける直前に使う言葉』です。「また」や「そして」などのように適宜に使える接続詞ではありません。

話の結論なんてものはいくつもありませんから、使うのは1回でいいわけですね。

 

4. 「言い訳」から入るのはみっともない。

人前で話すときに『言い訳』をしてしまう人は多い。

たとえば、「私は人前で話すのが得意ではないのですが…」とかですね。

人前で話すときに、いい大人が「言い訳」から入るのはいかがなものかと。これでは「この人の話はやっぱりよく分からない」と余計にダメな人に見えてしまいます。 見え方にも影響が出てきてしまうのでもったいないですね。

突然意見を求められ、「突然のことで…」と言ってみたり、突然のスピーチのご指名に「突然のご指名で…」と言うのも同じ。正直、あまり格好いい姿ではありません。

その他にも「あまり上手くないのですが…」「私こういうのダメなんです…」など、言い訳から入るのはみっともないこと。

例えミスや失敗をしたとしても、恥をかいて笑われたとしても、それでも「言い訳をしない人」は本物の大人です。

聞き手としても、その瞬間は面白がって笑うかもしれませんが、内心では「大人だなぁ」と感心してしまうものですよ。

 

5. それでは「ホメる」ことになりません。

相手をほめるなら「が」ではなく『も』を使いましょう。

「今日は素敵ですね」ではなく「今日素敵ですね!」と言えば、相手には『いつも素敵な人ですね』と伝わります。

「今日は」と限定してしまうと、「いつもはパッとしない感じだけど、なんだか今日だけは素敵に見えるね」と伝わってしまいます。

これでは、せっかくほめたのに「いつもは素敵じゃないって言いたいの?」と相手を不快にさせてしまうことにもなりかねません。

また、「コートが似合ってますね」ではなく「コート似合ってますね!」と伝えるのも大事。服装をほめる場合は、相手に『元がいいからかな?(嬉)』と感じさせるのがポイントです。

そして「真顔でほめる」ことを忘れてはいけません。

照れながら、ヘラヘラ笑いながら言うと、相手に「お世辞」だと思われてしまいます。

相手が「そんなことないよ〜」と照れながら返答してきても、「本当にそう思います」と堂々と真顔で言い切りましょう。

 

まとめ)その話し方、アウトです!!

  1. それは「あいづち」ではありません
  2. そんな「例え話」なら必要ありません
  3. その「接続詞」は何度も使えません
  4. 「言い訳」から入るのはみっともない
  5. それでは「ホメる」ことになりません

今回ご紹介した「NGな話し方」は、注意されなければ無意識に使ってしまいがちなものばかりです。

ぜひ、日頃から「正しい話し方」を心がけるようにしましょう。