こんにちは、BPLaboです。
このコラムを読めば、『相手の短所を長所に変える力』が身につきます。
新しいモノの見方:
- 要領が悪い → 1つのことに集中する(できる)
- おとなしい → 協調性がある、輪を乱さない
- しつこい → 執着心がある、粘り強い、諦めない
だから、部下がイキイキしない。
いくつもの作業をソツなくこなし、うまく立ち回れる人から見れば、
要領の悪い人の行動には歯がゆさを感じてしまいます。
だからと言って、「君は要領が悪いね。もっとこうやって・・・」とストレートに言えば、
相手のやる気を奪ってしまうことにもつながり、結果として何の解決にもならないことが多いもの。
その人なりに精一杯取り組んでいるのであれば、
「1つのことに集中しているみたいだね。その集中力を活かして、こっちもお願いできるかな?」
と、少しずつエスコートしてあげる方がいいでしょう。
1つのことに集中し、他に目が行きにくいのであれば、
広さを追求するジェネラリストよりも深さを追求するスペシャリストとして力を発揮してもらう。
そうやって、『いかに相手をイキイキさせるか?』を追求すればいいのです。
すごい上司は、いつでも部下の美点を取り出せる!
「どうした?何だか今日は一段とおとなしいじゃないか」
と声をかけるのは、あまり上手いとは言えません。
「おとなしい」という表現を使うと、
- 「君は消極的だね」
- 「あまり存在感がないな」
というニュアンスで伝わりがちです。
そんなときは、
- 「君の強みは、協調性があるところだね」
- 「ときには、皆にも君のように輪を乱さない姿勢を見習って欲しいものだ」
などと用いるといいでしょう。
また、取引先から「きみのところの彼は随分とおとなしいようだが大丈夫かね?」と言われたら、
「彼はもの静かで、協調性が高いんです。いい仕事をするんですよ!」
と答えられれば素晴らしい上司だと思いますね。
敏腕リーダーは、部下をさらりとエスコートする。
何度も同じことを繰り返してきたり、ズルズルと過去をひきずったままで面倒な人を見ると、
ついつい「しつこいな・・・」と言いたくなるものです。
ただ、そんな「しつこさ」もモノの見方を変えれば、
『すぐに諦めない粘り強い人』という美点にもなります。
日頃は、クドクドとうるさかったりする部下であっても、
仕事で成功したときには、「今回の成功のカギは、日頃からの君の粘り強さにあったな」と言ってあげましょう。
また、部下が過去をひきずったまま自力では抜け出せそうにないようであれば、
「その執着心と粘り強さ、こっちに使ってみない?」と、さりげなくエスコートしてあげてください。
【まとめ】
すでにお気づきだと思いますが、『短所は長所』でもあります。
ただ、なかなか当事者では気づけないだけなのです。
そこに『新しいモノの見方』を示してあげるのがリーダーの役目であることを覚えておいてください。
新しいモノの見方:
- 要領が悪い → 1つのことに集中する(できる)
- おとなしい → 協調性がある、輪を乱さない
- しつこい → 執着心がある、粘り強い、諦めない
ぜひ、上手に使ってみてください。
それでは、また次回もお楽しみに!