その褒め方・叱り方では、部下に「ウザい…」と思われてしまう。

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こんにちは、大森です。

このコラムを読めば、『褒め方・叱り方のコツ』がつかめます。

 

まずは「褒め方」から説明していきましょう。

「褒め方」には、2つのポイントがあります。

 

1)褒めるときは褒めることだけに集中する

「褒めるときは褒めることだけに集中する」のが大事です。

なぜなら、部下を褒めようという意識で声をかけたまでは良かったものの、伝え方によっては部下はほめられた気がせず、かえって詰められたと感じさせてしまうことがあるからです。

 

例えば、

「さっきのプレゼン、よかったわ。先方も良い反応だったしね。でもちょっと長すぎるかも。次はもう少しコンパクトにまとめた方がいいわね

と、このような具合です。

 

後半の言葉によって、部下は褒められたのかどうかが分かりません。

それどころか、この場合は後半の言葉だけが頭に残ってしまい、叱られた、詰められたと感じる人もいるでしょう。

 

また、頑張った結果に対して、さらに高い要求をしてしまうと、相手は「どこまで頑張ってもキリがない・・」とヤル気を失ってしまう可能性もあるのです。

ですから、「褒めるときは褒めることだけに集中する」ということが非常に重要なんですね。

 

「あなたのプレゼン、最高だったわ。感動しちゃった!」

と褒めることに一点集中する方が、相手にインパクトを与え、相手も「よし、次もがんばろう!」と思うものです。

 

2)長所を見つけて具体的に褒める

褒める内容が具体的であるほど、部下は「自分のそういうところまでしっかり見てくれているのか」と喜びを感じ、自分の成長につなげることができます。

特に、「部下自身が気づいていない美点を指摘する」ことができれば、より効果的に部下の新たな力を引き出す手助けとなり、大きな成長のきっかけを与えることにもなります。

 

いずれにせよ、部下をしっかり観察して、美点をどんどん見つけて、

それをきちんと「言葉にしていく」ことが大事であるということをおさえておきましょう。

 

それでは、次に「叱り方」について説明していきます。

「叱り方の悪い例」として、感情的に「なぜそんなことをしたんだ!」という「なぜ?」を多用してしまう尋問のような叱り方になっているケースが多く見られます。

また、「嫌われたくない」という感情から、叱ることが苦手だという方もいるようです。

そこで、「叱り方」の4つのポイントをご紹介したいと思います。

 

1)事実や基準に基づいて誤った点を指摘する

一つ目は、「事実や基準に基づいて誤った点を指摘すること」です。

事実を明確にし、その事実の「正しい基準から外れてしまった点」を指摘する手法ですね。

 

2)過去の失敗を持ち出さない

二つ目は、「過去の失敗を持ち出さないこと」です。

  • 「前にも言ったはず!」
  • 「何度いったら分かるの?」
  • 「これで3度目よ!」

このように過去を持ち出してはいけないということですね。

 

叱られるたびに過去を持ち出されては部下もたまったものではありません。

ひとたび過去を持ち出せば、「自分はダメだ」というイメージを植えつけるばかりで、改善しようとする意欲を失わせてしまうことになりかねないので注意が必要です。

 

3)他人のいない場所で、その人のためだけに時間をとる

三つ目は、「他人のいない場所で、その人のためだけに時間をとること」です。

なぜなら、公開的な叱りというのは、ただ本人が叱られるだけではなくて、周りからの痛々しい視線にもさらされ、「ダメな自分を周囲に印象付けている」気がして、恥ずかしさ、自信喪失など、心のストレスを広げてしまうからです。

相手を想って叱るのであれば、その人のためだけに時間をとってあげるべきでしょう。

そうすれば、最終的には「こんなにまでしてくれるなんて」と信頼関係が築かれ、絆が深まっていくはずですよ。

 

4)自分でやって見せて、させてから違いや過ちを指摘する

四つ目は、「自分でやって見せて、させてから違いや過ちを指摘すること」です。

言うだけでは、説得力に欠ける場合は、実際にやって見せることが上司の「腕の見せ所」でもあります。

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部下の成長を心から思って「相手の気持ちを汲み取った正しい指導」ができれば、それがたとえ厳しい指導であったとしても、必ず相手に伝わるもの。

中には、少し厳しくしただけで上司の悪口や陰口を言ってしまうような精神レベルの育っていない人もいるかもしれません。

SNSの普及により、すぐにツイッターでつぶやくような部下だっているでしょう。

 

ですから、叱り方には「バランス」が必要なのです。

人には喜怒哀楽という感情がありますが、叱るときは特に「怒」をいかに上手にコントロールしていくかが最大の鍵であることを心得ておいてください。

 

「怒」をコントロールするコツは、

感情ではなく意識的に、そして理不尽さのないように適材適所で、さらには一貫性を持って短く叱ること。

 

ぜひ、ポイントをおさえて実践してみてくださいね。

 

叱った後の愛のフォローは忘れずに

そして、「相手のためを思って言っているということが伝わる言葉を使うこと」を心がけてください。

  • 「あなたは私なんかよりもずっといい素質を持っているのだから」
  • 「デキル人にしか言わないことだけど」

など、会社的な要素とは切り離して「当人にフォーカスしてアイデンティティを認めてあげる」といいでしょう。

そして、一緒に食事に行ったり、飲みに行ったりして、「私だけに時間を使ってくれていると思ってもらうこと」が大事なのです。

 

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